角館祭りのやま行事
国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産
毎年9月7~9日の3日間に行われる
角館總鎭守神明社(かくのだてそうちんじゅしんめいしゃ)と
勝楽山成就院薬師堂(かつらくさんじょうじゅいんやくしどう)の祭典で、
約400年の伝統があります。
十八丁内から出される武者人形や歌舞伎人形を飾った曳山が神明社・薬師堂へ参拝、佐竹北家へ上覧という目的を持って町内を練り歩きます。その道中、ヤマ同士が鉢合わせした場合、簡単にすれ違うことはできません。
各町内の責任者の指示のもと、交渉員と呼ばれる若衆が通行の優先権を巡って交渉を重ねます。交渉がうまくまとまればヤマは交差し、決裂の場合は実力行使に出て「やまぶっつけ」をする場合もあります。
ヤマの曳き回しは、7日夕刻から角館神明社参拝、8日佐竹北家上覧、夕刻から町内各所で観光用やまぶっつけ、8日と9日いずれかに成就院薬師堂参拝するお祭りです。
神明社参拝、薬師堂参拝を終えるとヤマの行動は制約されなくなるため、9日の夕刻を過ぎると大部分のヤマが町中に繰り出し賑やかす光景が見られます。
9日夜半を過ぎると町中では通行権をめぐって交渉をするヤマが増え、決裂すると力と力のぶつかり合い、「本番」と呼ばれるやまぶっつけが始まりお祭りは最高潮に達します。
当店ではお祭りの雰囲気を少しでも楽しんで頂くため曳山に載せている人形と同じ大きさの人形を飾らせて頂きました。ぜひご覧ください。
令和6年度
外題 義経千本桜 大物浦の場
新中納言 知盛
令和7年度
外題 歌舞伎十八番 助六由香縁江戸桜
花川戸助六